A.F.S.MkT 日東 1/20 キット使用


 毎度、A.F.S.幅詰め推進派の御丸三屋です。
 今回はある意味リベンジのA.F.S.MkT。新規作り起こしです。で、折角なので久しぶりに制作マニュアルの真似事をしてみようと思い立った訳です。
 目指すのは、
 

『最低限の労力でオリジナルモデルの雰囲気』

 カリカリに手を入れたチューンドマシンではなく、飽く迄"なんちゃって"なレーレプ改。気負わず肩肘張らずを合言葉に(?)お気楽モデリングをと思っていたのですが...



 いきなり逝きましょう。
 今回、HJ'82―5の掲載写真を見ていて気付いた、MkT大腿部のMkUとの形状の差異。この画像でお解かり頂けるでしょうか?大まかに言うと、膝関節のラインはフラットではなく、(恐らく)直角の切れ込みが入ります。今回作成したものは試行錯誤の結果、前方を伸ばし、後方を削るとかしてますが(オリジナルに忠実に作りたい方は、MkUでもこの前を延ばして後ろを削る加工をお勧めします)。
 それとアウトサイド装甲の上端に角度が付いてます。今回は面倒臭かったので手を抜いてますが、実際は膝裏かまぼこ型部分の頂点から角度が付きます。このかまぼこ型部分はそもそも取り付け角度が違う様ですね。一端切り離し、下すぼまりになる様楔形に削り込んで再接着、といったところでしょうか?しませんでしたけど。



ニーパッドの大型化
 以前からキットのバランスでは小さいなと何となく感じていました。でも、横山先生のイラスト版だとちょうど良いくらいのサイズだし、実際治まりが良いので問題にはしていませんでした。
 今回、.5ミリ厚くらいの感じでパテを盛っています。キットのパーツを原型にヒートプレス、も考えたのですが、熱で原型が変形したりするのでパテにしました。結論としては、もう一回り大きくしても良いようです。



胸部
 MkTオリジナルモデルの胸部は左右非対称のディテール有りというのが加工通例となっていますが、あれを意図的なディテールと解釈するのが、どうもつらいんです。
 で、今回は無かったことにしてみました。つまり、作業は前方に集束する様に削り込むだけ。
 ま、この辺は好みによってチョイスするのが吉でしょう。
 それと、胸部から腹部にかけてのラインですが、MkT、MkUともにキットよりなだらかですね。どちらの場合もパテでならすべきでしょう。
 ついでにボディーシェル全体について。
 えでぃさんのサイトにオリジナルモデル(MkU)をほぼ真上から撮影した画像があります。それから判断する限り、横面にはテーパーがついていて、背面に向かってやや広がるキットの解釈は正解という結論にいたりました。だから3ミリの幅詰め以外はそのままです。横面のパイプも作り直そうかとも思いましたが、あえてそのまま。
 後、MkTで追加再現しなければならないのは、背面ラジエター下の段差と、さらにその下、腰下端両サイドの切れ込みですね。それと腰前面の可動装甲ですが、下端が尖りすぎているので丸めてあげることを忘れずに。


追記
 ボディーシェルですが先述の様に今回3ミリ幅詰めしています。ヘルメットの幅ぎりぎりで、サイドはほとんどツライチになりました。でも、肩可動装甲を取り付けてみると、
 

「なんだ、全然問題無いじゃん」

という結論に至りました。
 これが嫌だと思われる方は詰め幅を2ミリにするか、ボディーシェルの両肩に.5ミリプラ板を貼って、整形するといいでしょう。つまり正面からのアウトラインが、やや楔形になる訳です。オリジナルモデルはそうなってるらしいですね。でも、これをすると腕の取り付け位置を前方に直すとかもしたくなり、結局主旨と反することになりそうだったので、私はしていません。



 今回は使わないのですが、腰内部パーツは固定仕様の脚を詰めると、かなり雰囲気がよくなります。前屈の具合とかがかなりオリジナルモデルに近付きます。お勧めです。(上の寝そべり画像が組み込んだ状態)



エアインテイク
 開口して(上面を参考に)下面に伸ばしランナーでリブを追加。基部パーツにもカマボコ型の部分を掘り込み。



腕周り
 指はランナー刻んで作りました。最近はパテで作るより雰囲気がよさげで好きです。
 部品a6の取り付け位置は手首内側寄りになります。これも先に記述したオリジナルモデルの俯瞰画像から確認できます。あの画像は貴重だ。
 左腕レーザーアームは.5ミリプラ板を挟んで幅増し。肘関節部で切り離し、向き変更。バレル先端には段差を付けます。私は.3ミリプラ板を貼って、薄く削っています。



フィギュアヘッドと頭部
 フィギュアヘッドはラクーン付属のものをエポキシパテで整形しています。額、頬骨、顎の強調、そして鷲鼻気味に。
 ヘルメットユニットは窓の縁にディテールを入れています。MkUではシールドを下ろし、縁をシーリングしましたが、今回はそれが上がった状態の回答。この頁の一番上の画像...でも見難いですね。塗装しないと判りづらいか。



(09/07/2005 UPDATE)

スモークディスチャージャー
 オリジナルモデルに存在しないが故に冷遇されがちなスモークディスチャージャーです。多分、フリーゲ、カウツのエルボーパッド角型より使われない度が高いと思います。MkUの増槽がルナポーンの発表で日の目を見た分、明暗がはっきり分かれてますね。
 さて、このスモークディスチャージャー、嫌われている最大の理由はやはり裏側の肉抜き穴でしょう。これさえ埋めて、ちょこっとデコレーションしてあげると、ほら御覧の通り。元々モールドがシャープなのでカッコはいいんですよ。取り付けステーは金属板とかで作り直すべきなのでしょうが、面倒なのでしません。
 そして本体への取り付けは左右非対称で。シンメトリーにこだわるより、この方が漢らしい。


さあ、次こそ塗装だ!Аллилуиа!
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