P.K.A.Ausf M MELUSINE モデルカステン製 1/20キャストパーツ使用


2886年10月31日
   マーガレット.ゴールディンはノッカーの響きに料理の盛り付けの手を止め、いくつもの綺麗に飾った小さな紙袋を入れたバスケットを手に取った。
   紙袋の中身はお菓子。色とりどりのキャンディーや甘いチョコレート。
   今日は万聖節の前夜祭。
   一次産業を核とするハードスクラッブル第三四番開拓村は、入植惑星では既に形骸化してしまった伝統行事の復活も地球へ戻った者の重要な義務としている。とは言えなまじ歴史があるだけに、どの段階での行事を復活させることが正しいのか、意見が分かれはしたが。
   (ちなみにサンタ.クロースの服はやはり緑ではなく赤で村議が落ち着いた時、彼女と夫は安堵の溜息を漏らしたものだ)
   ともかく、彼女の幼い娘と息子も先程魔女と悪魔に扮装して意気揚々と出かけて行った。
   今頃はやはり近隣の家で恐喝をしているのだろう。舌足らずに決まり言葉を口にして。
   その姿を想像し、思わず頬を緩めた彼女はそのままの表情で扉を開ける。そして、バスケットを床に落とした。
   黄昏から夜闇に沈む村の風景を背に立つのは、見上げる程の異形。
   「Trick or treat」
   ジャック.オ.ランタンは強い独逸訛りでそう言った。


   

  


 今回は長らく要修理箱にしまい込んでいたメルジーネ。
 モノはカステンのパーツセット版ではなく、旧版の方です。今思い出すと、同梱されているカウツのボディーから作った方が手間はかからなかっただろうな、とか。いや、いい思い出です。
 ポーズ変更とディテールの追加、再塗装を行っています。っても、ここでは初見だし、発売されたのも随分前なので製作に関しては書きません。
 製作当時HJのバックナンバー等資料が手元にありながらもろくに目を通してなかったので、うなじのコブ具合が足りなかったり、エンジンユニットの位置が高すぎたり、左腹部に取り付けるレドームを付属のキャストパーツを鵜呑みにして取り付けてはいけなかったりとか、全然気付かず、完成後、後悔の一品と化していた次第。
 が、苦労したのにそれでは勿体無いと改修。コブとエンジンの位置はあえて手を付けませんでしたが、その分遊んでみました。元ネタは既にお気付きと思いますが、イエサブ−プーヤントイズのスクリーミングシリーズ。扉を開けてアレが立ってたら怖いよね、とか思ったらやってみたくなっちゃって。
 カボチャな感じが思いの他格好良く仕上がったと思います。
 そんな訳でショートストーリーも掲載。


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