NUTROCKER ニットー製 1/76キット使用



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 ナッツロッカーは1/76なので、それに見合ったディテールアップをほどこす。
 見合うというのはつまり、ぱっと見、気になる所は手を入れるが、度を越した鬼工作はしないこと。1/76は、その取捨選択をしやすいスケールと言って良いと思う。



 何故「なっちゃん」なのか御存知ない方のために。
 これは05年一月末から同年三月頭までの約一月の間、『なっちゃん絵日記』と銘打ち、サイト上でほぼ毎日更新しながら作業を進めた作品です。
 そのせいか、なっちゃんという愛称が頭にこびりつき、ナッツロッカーと呼び捨てにする事に抵抗を感じる程です。(ちなみに、本名は菜津子)
 そしてこれはモデルグラフィクス誌上コンである、AFV1/35未満コンテストのい出品作品でもあります。結果は勿論選外なのですが、色々と思い出深い一品なのですよ。
 さて、前置きが長すぎて今更なのですが、ナッツロッカーについて、少し書いておきましょう。
 本体スカート周りに付ける各パーツですが、裏面を削り、本体とツライチになる様にします。現場合わせで。前面のフックはピンバイスで穴を開け、デザインナイフと精密ドライバーを加工した手製のノミでコリコリと。  探照灯のシェルは内側のノリシロ段差を削りましょう。レンズの透明度が高いので、完成後丸見えです。今回は削った後、8番銀を塗り、レンズ裏面にはうすめ液でシャブシャブにした、クリアレッド+コバルトブルーを塗っています。決してヤンキー魂からではなく。
 カラーリングですが、既にお気付きの方も多いと思います。
 HJ別冊に掲載された、
 カンプグルッペ.バルク 第503重戦車大隊 第二中隊 第五小隊 四号車
 "カルットフェル.ズージー"
 です。あの画稿を初めて見た時から、「(キットを)作るんなら、これだ」と決めてました。何年越しで達成された悲願だろう?
 ベースは岩石砂漠、と言うより、土漠ですね。意図的にゴロタ岩を散らし、荒廃した荒野を表現したかったのですが、やはり、らしさ優先で目の細かい砂漠にしてしまうべきだったかも。その方が風紋も活かせただろうし。今回の表現では、機体の重みで沈み込んだだけに見える。
 まだまだ、精進が必要ですねえ。
 最後に、P.K.A.が非武装な理由(言い訳)を。
 これの舞台設定は作戦中に後方部隊の点検と補給を受けた前後、なのですね。だからP.K.A.は作業補助機であり、非戦闘用なのです。キャノピーやレーザー.マウンテッド.サイトが取払われているのも、そのため。
 だったら肩装甲もいらないんじゃないかとかいうツッコミは無しで。


穴の外へ



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