S.A.F.S. MkV A8/R8 ニットー製 1/20キット(S.A.F.S.)改造



 今回は塗装行程を紹介します。
 これまで何度も書いてきましたが、基本的にラッカー筆塗りです。
 塗料はGSIクレオス(以下クレオス)のMr.カラー。
 溶剤は専用うすめ液ではなく、同社のMr.リターダー.マイルドを使います。これは塗料の乾燥を遅らせ、伸びを良くします。乾燥後光沢が増すなどの効果もありますが、デカールを貼る際には(Mr.トップコート)クリアーをかけますし、気に入らなければ(Mr.トップコート)つや消しをかけてしまえば良い訳で。
 ...この数行だけでも随分"Mr"を乱発してる気がします。頁全体でゆけばまるっきりクレオスの広告の様になりそうです。でも、何だかんだで最も入手しやすく、供給も安定していて、コストパフォーマンスも中々なこのシリーズが私には一番使いでが良く思えるので。
 『良い顔料を使っていてるので発色が〜』とかは、私のレベルでは関係在りませんし。
 あ、筆は安いものの方が良いです。荒い使い方をするので、すぐ駄目になります。フィギュアなど細かい塗装をする場合は、値が張っても、良い筆を薦めますが。

 エアブラシにはエアブラシにしか出せない良さがあります。同様に、筆にも筆でしか出せない良さがあります。(私の塗装方法がそれにあたるかどうかは、また別の話)
 確かに行程に時間はかかりますが、筆塗りにはその行程を楽しめる何かがある様な気がします。私がエアブラシ塗装していた頃、マスキングに追われ、埃や湿度に過敏になってしまい、塗装と言う行程が苦痛だった記憶があります。マシーネンで筆塗りに戻った時、単純に、
 「あ、楽しい」
 と思えました。
 ま、この辺は求めるものも含め、人それぞれなのですが。

 それでは定点観測風に、いってみましょう。


1:溶きパテコート
 特に注意する点はありませんが、上から(同じ溶剤を使う塗料で)筆塗りを行う場合、少し荒めにした方が良いかも。


2:塗装 1(下塗り)
 クレオス エヴァンゲリオンカラーから、エヴァパープル3。
 凄い色だ。他の使い道と言えばヤン車くらいしか思い浮かばない。
 下地を侵さない様に、塗面上で塗料を伸ばすのではなく、筆先で置いてゆく感じで。※注釈1また、下塗り後は一日以上時間を置いてから次の作業に移りましょう。私の場合、溶剤に100%のリターダーを使っているからもありますが、下塗り塗料の溶剤を吸い緩くなった溶きパテが、上塗り塗料に侵される可能性を減らすためです。今後は少しですが、筆圧が加わりますので。


3:塗装2 (上塗り1)
 クレオス 7番ブラウン。
 ここからはドライブラシの要領で、リターダ-で溶き、伸びの良くなった塗料をこすり付けて行きます。


4:塗装3 (上塗り2)
 クレオス 119番RLM79サンドイエロー。
 重ねる色で完全に塗りつぶすのではなく、下に塗った色が散って見える程度に。


5:塗装4 (上塗り3)
 クレオス ガンダムカラーから、ピンク(2)=いわゆるシャアピンク。
 ザコレッドを造るために買っておいた。シャアピンクとして使う時は、白で割るべき。今回はナマで使ってますが。
 きっと、いざという時は装甲をパージし、通常の三倍のスピードを出すのだろう。
 これにて基本塗装終了。


6:塗装5 (ドライブラシ)
 クレオス 112番キャラクターフレッシュ(2)。
 これが人の肌の色と考えると、少し怖い。でも、スタトレ風に言えば、白人とかピンクスキンだし。
 メリハリを強調するためのドライブラシ。この時点でラッカー系により行っておいた方が、食い付きも良いし、作業時間の短縮にもなります。ぱっと見、きつく感じるかもしれませんが、この後フィルタリング等行うと馴染むので、これで良し。


7:マーキング1
 認識帯等、一部のマーキングもこの時点でラッカー系により行っておいた方が、食い付きも良いし、作業時間の短縮にもなります。
 白はクレオス Mr.ベースホワイト1000に同社11番ガルグレーを少々。
 黒は同社40番ジャーマングレー。
 私が黒っぽい部分に塗るのは、全てこのジャーマングレーです。上で書き忘れてましたが、脇の下もジャーマングレーを塗ってます。ドライブラシは同社37番RLM75グレーバイオレット。


8:スミイレとヨゴシ1
 ラッカー塗装終了後、一日以上置いたら、エナメル系塗料によるスミイレと汚しの一回目を行います。
 使用するのはタミヤカラーのフラットブラック(XF-1)とレッドブラウン(XF-64)。これらをパレット上で混色し、油彩用のペトロールで溶いて使います。タミヤ製の専用溶剤はプラを侵し、接着面を割る恐れがありますので、綿棒へ浸してのふき取りや、筆とパレットの洗浄にしか使いません。因みにペトロールはホルベイン製。


9:マーキング2+スミイレとヨゴシ2
 通常の行程では、8と9の間でまず、Mr.トップコート(光沢)を吹きます。デカールの定着を良くするためと、全体の艶のコントロールをかねて。
 今回はデカールを貼る数が少ないので、8の後、直接貼ってます。
 Mr.マークソフターやMr.マークセッターを使えば今回の様な凹凸の激しい局面にも気泡やシワを残さず馴染ませることができます。マークソフターはデカールが固めだったり、貼る面の曲率が高い場合のみ使いましょう。フィルムを軟化させる成分がきつめなので、油断してるとすぐべろべろになります。通常はこの成分が低目で、その分(?)接着力を強めたマークセッターの方を使います。
 デカールは図柄、文字ぎりぎりで切ります。台紙から切る時、カッターで軽くなぞっておき、台紙そのものは大きめに切り取ります。これを水に浸せば図柄だけの部分と透明ニスだけの部分を切り離すことができます。
 それでもデカールの段差が気になる場合は、乾燥後、何度かに分けてトップコートを厚めに吹き、目の細かい耐水ペーパーで研ぎ出し。
 でも、仕上げのパステル等を使ったヨゴシでも目立たなくできるので、あまり神経質になる必要もありません。
 デカール貼りが終了したら念のため、一日以上置いてトップコートをかけます。私の場合、この段階ではまだ光沢。これはデカールの保護と、やはり全体の艶を調整するため。
 さらに一日。
 エナメル系塗料を使った本格的なヨゴシに入ります。
 バフ、ダークイエロー、ライトブルー等、明るめの色を使ってフィルタリング※注釈2。必要なら、暗い茶系の色でのチッピングも、同時に。陸戦機の場合、雨だれ汚れ(水垢)を思い浮かべて作業するとそれっぽくなります。
 それと、前回のスミイレで足りなかったところや、作業中に消えてしまったところも補足します。
 以上の行程を済ませたものが上の画像です。


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